【図解】SEMとは？ごっちゃになりがちな「SEO」との違いを比較

SEOとSEM

WEBマーケティングには英字の略語が多く、似ているけれども全く意味の違うものも多く存在します。

その代表的なのが「SEO」と「SEM」なのではないでしょうか。

今回は一見同じように見えるこの２つに加え、PPC広告の概要についても触れていきます。

Contents

【SEOとSEM、そしてPPC広告とはそもそも何？】
【SEMに含まれるSEOとPPC広告の違いはどのようなものか？】
【SEOとPPC広告、どちらを選ぶべきか？】
【まとめ】

【SEOとSEM、そしてPPC広告とはそもそも何？】

SEMとは「Search Engine Marketing（検索エンジンマーケティング）」の略で、PPC広告やSEO（Search Engine Optimization）など検索エンジン上で行うマーケティングの総称です。

そしてPPC広告とは、Pay Per Clickの略で、リスティング広告を含むクリック単位での支払いによる広告全般を指し、SEOとは自社のホームページなどのWEBサイト内において検索エンジン最適化を行い、狙ったキーワードで検索結果に上位表示されるための工夫をすることです。

（SEOについて詳しくは「『SEO』とは？大事なSEOの基礎」をご覧ください）

それらの関係をわかりやすく図にすると以下のようになります。

SEM、SEM、PPC広告、コンテンツマーケティングの相関図

この図の通り、「WEBマーケティング」というWEB上で行うマーケティングの中のひとつに「SEM」があり、その「SEM」の中に「SEO」や「PPC広告」が含まれ、「PPC広告」の中に「リスティング広告」や「ディスプレイ広告」などが含まれる形になります。

このようにひとくちにWEBマーケティングやインターネット広告と言っても、表示される位置やユーザーへの訴求方法、費用とその効果については違いがあります。

インターネット広告等を活用して自社サイトの訪問者数を増やし顧客を増やそうと思っているのであれば、それらの特徴を押さえた上で最適な方法を選択して用いるとよいでしょう。

【SEMに含まれるSEOとPPC広告の違いはどのようなものか？】

SEOとPPC広告の違い前述したように、PPC広告とはクリック単位での支払いによる広告全般を指しており、その代表的なものに「リスティング広告」があります。

リスティング広告は、あるWEBサイトやランディングページに対して訪問者（閲覧者）数を増やすためにyahoo!やGoogleなどの検索エンジンに有料広告として出稿することで、検索結果一覧で上部やサイドの広告枠に自社のサイトを表示させ、手間をかけずに検索ユーザーの目に触れさせることが可能となります。

しかしながら、広告として表示されるため、全く見ずにスルーするユーザーも少なくなく、文言などの見せ方や広告表示させるキーワードの選定には注意を払う必要があります。

一方で、検索エンジン上での検索結果において、有料の広告に頼らずに自社サイトを上位に表示させることを目指すのがSEOです。

良質なコンテンツを作ってコンテンツマーケティングを実施したり、ホームページなどのサイト内部で最適化を行ったり、SNSで拡散させたりなど、自社で行えば費用こそ掛かりませんがSEO対策には専門性や技術が求められ、かつユーザー動向の調査を含め大変な手間と時間などのコストが発生します。
そのため、これらを外部に委託する企業が多いのも事実です。

【SEOとPPC広告、どちらを選ぶべきか？】

SEOとPPC広告、どちらを選ぶべきかそれではSEOとPPC広告、どちらを選択するべきなのでしょうか？

結論から言うと「両方を併用して運用する」ことが最善策となります。

SEOもPPC広告もそれぞれ一長一短があり、PPC広告は即効性がありますがその分費用も最初から大きく発生してきますし、SEOは広告ではないため検索ユーザーからの信頼が得られ、さらに良質なコンテンツにより顧客をナーチャリングして、閲覧者を有望な見込み客へと育成することを可能としますが、不確実性が高い上に結果が出るのに時間を要し、長期に渡って様々なコストが発生することになります。

その為、両方を同時に開始して、短期ではPPC広告で集客、中長期的にSEOでの集客を目指していくというのが合理的な活用方法であると言えます。