今やSEO対策には必須?SNS連携もあるWordPressプラグイン10選
今回はホームページ制作で主流となっているWordPressについての解説とWordPressのSEO対策強化に役立つプラグイン10選をご紹介したいと思います。
Contents
そもそもWordPressって何??という方のために…
WordPressとはCMS(Contents Management System)の1つです。
ブログやオウンドメディアなどのWEBサイト、ホームページ制作をするためには専門的な知識と技術が必要ですが、そういった知識や技術があまりなくても文章や画像といったコンテンツを用意すれば制作することが可能な仕組みになっています。
過去にもWordPressに関する記事を掲載していますので参考にしてみてください。
▶「本当にスゴいんです。SEO対策に有利なWordPressとは?」
WordPressの特徴は、導入の手軽さと拡張性に優れている点ですが、それだけではSEO対策の強化を行うことはできません。ここではその強化に役立つプラグインをいくつかご紹介します。
WordPressプラグインとは、WordPressの機能の追加や拡張ができるプログラムを、誰でも簡単に導入できるツールのようなものです。実際にほとんどのプラグインはWordPressの管理画面からクリックするだけで利用することが可能です。
具体的には、WordPress管理画面から「プラグイン」>「新規追加」>「プラグインを検索」に検索ワードを入れて検索>「今すぐインストール」>「有効化」>個別に設定が必要なプラグインの場合は設定を行う、といった手順で適用します。
ぜひこの記事を参考にしていただきSEOに強いホームページ制作をしましょう。
1.All In One SEO Pack
WordPressのプラグインの中でも、最もメジャーとなっているのが「All In One SEO Pack」です。
特徴は、SEO対策の設定を簡単に行うことができ、ホームページ制作においては導入必須のプラグインといえます。
SEO対策の設定だけでなく、SNSの拡散効果を上げる設定、クローラーの巡回を促す等の機能があります。
「All In One SEO Pack」では主に以下の機能が実装可能となります。
・記事や固定ページなどに個別にSEOキーワードを設定することができる機能
・SNSでのシェアされる時に表示されるタイトルや説明文、画像(SNSでの画像表示)の表示を設定できる機能
・「XMLサイトマップ」でGoogle や Bing などにサイトマップを送信する機能
・GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleなどとの連携を可能にする機能
・「Robots.txt」「.htaccess」の編集機能
・「パフォーマンス」でシステム状態の確認とSEOに関連するパフォーマンスを最適化する機能
WordPressを使用するなら「All In One SEO Pack」のインストールは必須だと言われるweb担当者は多くいらっしゃいます。とても人気の高いプラグインで、当社でもWordPressでのホームページ制作の際は必ず導入していますし、当社のホームーページにも導入して活用していますのでおススメです。
2.Yoast SEO
「All In One SEO Pack」と並んで人気のあるSEO対策プラグインです。
どちらもSEO対策の複雑な基本設定をしっかり行うことができます。人によってどちらが設定しやすいかは意見が様々なのでよく比較検討し、自社のホームページ制作に適したものを選びましょう。
「All In One SEO Pack」との差異は主に以下の機能を有している点にあります。
・ページ分析によってSEOの分析が行える(例えば、投稿した記事で対策キーワードを指定して分析すると「Bad、Normal、Good」の三段階で評価してくれるなど)
・パンくずリストの生成
・URL構造を最適化してくれる
こちらのプラグインも基本的には無料(有料機能も有り)で使用することができるため両方を試してから決めるのも良いでしょう。
3.Google XML Sitemaps
ホームページ制作において、記事の新規追加や内容の更新を行った際には、追加・更新されたコンテンツを検索エンジンに認識してもらう必要があります。そのためにはサイトマップの更新を行わなければいけませんが、記事の投稿やホームーページの修正をする度に毎回手動で「更新」→「サーバーにアップロード」→「Google Search Consoleに送信」といった作業をするのはなかなか手間がかかります。
Google XML Sitemapsを導入することによって、記事の投稿などを行う度にこれらの作業をすることなく常に新しいサイトマップを自動更新してくれます。
サイトマップを常に新しいものにすることは、クローラーのスムーズな巡回を促し、新しい情報としてインデックスされるためSEOに効果的です。また、誰かに自分の投稿した記事をコピーされて他のサイトに無断転載されたとしても、自分が投稿した時点でGoogleに送信されているため、自分のホームーページの記事が先に投稿されたオリジナルコンテンツで、他者のサイトに後から掲載されているものがコピー記事だとGoogleに認識してもらうことが可能となります。
4.Broken Link Checker
リンクをクリックしてもエラーページが出てしまう、リンク先のサイトが閉鎖されているなどの理由でリンクがエラーになることを「リンク切れ」と言います。
リンク切れが多いサイトや投稿記事は訪問者の閲覧にストレスを与え、離脱やリピーターを失う原因になりかねません。また、SEOとしても正しく管理されていないとされマイナスに働きます。
そのリンク切れしている箇所を自動的に検出し、通知してくれるプラグインがBroken Link Checkerです。
投稿記事や固定ページが多ければ多いほどリンク切れのチェックは大きな負担になります。このプラグインを導入すれば早期にリンク切れを発見し対処することが可能となるため、ブログやオウンドメディアを運営する際には重宝するプラグインです。
このプラグインを導入することで100種類以上のSNSシェアボタンを任意の箇所に表示させることができます。
SEO対策として、SNSの活用を進める人は多いと思いますが、SNSがSEOに与える『直接的な』効果はありません。これはGoogle公式のオンラインフォーラムではっきりと説明されました。
ただし、『間接的な』効果としては、SNSでのシェアはSEOにおける効果として期待することができます。
もともとのコンテンツの内容が良ければSNSでシェアされることで拡散され、その結果アクセス数が増え、ブログ等からのリンクも付きやすくなり、結果的に高い評価を得ることが可能となります。
良質なコンテンツやホームページ制作が根底として必要になりますが、SNSの存在もSEO対策には重要と言えるでしょう。そのSNSにおいて、シェアしてもらいやすくするためには「AddToAny Share Buttons」などのプラグインの活用が適しています。
6.NextScripts: Social Networks Auto-Poster
WordPressで作成した記事をあらかじめ登録しておいたSNSにも自動で投稿してくれるプラグインです。
SNSにシェアする際には記事タイトルとリンクURLを記載しておけば良いというものではなく、SEOへの効果をより多く得るために、適したハッシュタグの使用や記事文章を工夫する必要があります。
そういった設定を記事ごとに行うことができる機能をもっています。
7.Social Metrics Tracker
書いた記事の反響を効率的に把握できるプラグインです。
SNSで記事がシェアされた数、アクセス数、記事のコメント投稿数などがWordPress管理画面からわかるようになります。
GoogleAnalyticsと連携することもでき、ホームページのSEO効果を分析するために必要なプラグインです。
8.Table of Contents Plus
投稿や固定記事に記述したH1からH6の見出しを基に目次を自動作成できるプラグインです。
手動で作成して更新したり、アンカーリンクを貼ったりする手間を省くことができます。
SEOとしては、記事に目次があることでクローラーが記事の内容を理解しやすくなり、「何についてのページなのか」といった全体像を把握する手助けとなるため、目次の設置はSEOに有効に働くとされています。
9.WebSub/PubSubHubbub
自分が作成した記事のURLをいち早く検索エンジンにプッシュ通知し、インデックスさせるプラグインです。
このプラグインの目的はスクレイピングを未然に防ぐ(予防する)ことにあります。
スクレイピングとはSNSなどを利用してオリジナルのコンテンツをコピーし、オリジナルよりも先にインデックスさせることにより検索エンジンから高評価を得ること、併せてオリジナルのコンテンツなのにコピー記事として判定され評価を落とすことを指します。
10.Head Cleaner
WordPressの画面表示速度を高速化させるプラグインの1つ。
HTMLで制作したホームページに比べるとWordPressは表示速度が鈍化しがちです。表示が遅いとせっかくのホームページ訪問者も離脱してしまいます。
そういったことが起きないようにする効果があります。
まとめ
今回紹介したプラグインはSEOのために直接的、間接的に効果をもたらすものですが、世の中にたくさん出回っているものの一部にすぎません。
どれが使いやすいかいろいろ試してみて合うものを選びましょう。
SEOに強いホームページ制作においてWordPressでの制作はとても効果的ですが、そこからさらに良質かつ独自性を生み出すには様々なプラグインを実装して活用していくことが大切です。