初めてのホームページ制作。知っておきたい7つの超基礎知識
今回はホームページ制作するうえで知っておきたい基礎知識と、制作を依頼する前に準備しておくべき確認事項についてご紹介したいと思います。
超基礎的な内容なので企業のweb担当初心者やこれから起業される方、これからホームページ制作やリニューアルをしなければいけない方はなぜひチェックしてみてください。
Contents
そもそもホームページとは?
ホームページとは何か、大辞林 第三版で調べてみると、
「インターネットの WWW サーバーに接続して最初に見える、表紙に相当する画面。また、 WWW サーバーが提供する画面の総称としても用いられる。」
出典:大辞林 第三版
非常に固い表現で一体何なのかがわかりにくいですが、要は検索したサイトの一番始めのページのことをホームページという、と書かれています。
現在ではそのサイト全体のことをホームページと呼ばれることも多く、
ホームページ=webサイト
となっています。
時代が進むにつれてホームページの存在意義も変わってきました。
昔は会社パンフレットのインターネット版のような紙媒体とあまり差が無いものでしたが、現在、パンフレットとは一線を画し、会社の顔、販売促進ツール等として様々な面を有するようになりました。
ホームページは「ただ作れば良いという存在」ではなくなったのです。
ここでは成果につながるホームページ作成に必要な基礎知識とその事前準備について説明していきます。
ホームページ制作の基礎となる7つの準備項目
1.ホームページ制作の目的・目標を明確にする。
会社や店舗の考え方、販売している商材や業界などによってホームページの役割は様々です。
まずはどんな「目的」でホームページを制作するのかを考えることから始めます。
売上・収益アップを目的とするなら、会社や店舗全部の売上アップを目的とするのか、特定のサービスや商品の売上アップ、売上や販売チャネルを増やすための顧客情報を得たい等。
イメージアップが目的なら会社・ブランドの知名度を上げたい、新商品を多くの人に知ってもらいたい、他社との差別化を図りたい、有益な情報発信をしたい等。
採用活動であれば、ターゲットが新入社員なのか中途採用なのか、あるいは両方なのか。
どこに重点を置くかによってホームページの構成やイメージ(クリエイティブやクオリティ)が変わってきますので、できる限り詳細な目的を持つことが大事な基礎項目となります。
目的が決まったら次は「明確な目標」を設定します。ここでは具体的な数値をあげて目標設定することをお勧めします。
目標とする売上額、来客数や問い合わせ件数等を数値化しましょう。
目的はあるけどゴールがどこなのかわからなければ、ホームページの運営方法、モチベーションの維持が難しくなってしまいます。必ず設定するようにして制作後には継続してチェックしていくようにしましょう。
2.誰に伝えたいかを明確にする。
商品やサービスの象徴的なターゲットとなる顧客像をSEO基礎用語で「ペルソナ」といい、具体的な設定が必要となります。
設定すべき内容としては、性別、年齢、性格、どんな所に住んでいて、どのような仕事をしているか、家族構成、趣味、休日の過ごし方、ネットに詳しいかどうか等、細かく設定するとよいでしょう。
目的に沿ったペルソナを想定することがホームページの成果に大きく関わってくるので十分に精査しましょう。
3.アピールしたいことを明確にする。
想定したペルソナにホームページに来てもらい、どういった行動を起こしてもらいたいのか、そのためにはどういった点をペルソナにアピールするのか。アピールするにはどういったことをアピールするのかを決めなければなりません。
特に競合と比較して優れている点はどこなのかを把握しておきましょう。この点がわからないと他社との差別化がはかれず、ペルソナへのアピールが弱まってしまいます。
競合のホームページを閲覧して、アピールポイントが重複しないようにする、または重複していたとしても独自色が出るアピールポイントの表現を考えた上でホームページ制作をしていくと良いでしょう。
4.キーワードの選定。
有益なホームページ制作には、ペルソナのニーズを把握し最適なキーワードを使用した内容にする必要があります。ペルソナが検索エンジンに入力するキーワードを選定することで、制作したホームページを閲覧してもらい、訪問される可能性を大きくします。
このように最適なキーワードの選定を含め、検索を多くしてもらう(検索順位を上げる)対策を「SEO対策」といいます。
用語の意味や背景に関しては過去の記事を参考にしてください。
5.サイトの機能を考える。
より多くのペルソナの検索結果に表示され、ホームページの訪問者数を増やし成果(コンバージョン)を得るにはスマートフォンなどへのモバイル対応も検討しなければいけません。設定したペルソナの属性(年齢や性別など)において、モバイル使用頻度の高いユーザーの比率が多いのであれば、スマートフォンなどに対応したモバイルサイト制作、もしくはレスポンシブ対応にする必要があります。
レスポンシブとは、デバイス(スマホ、タブレット等)の画面サイズに合わせてサイトの表示サイズが変わるように対応できるデザインやホームページ制作をすることを指します。
PCとモバイルサイトを別に制作する場合は、PC向けサイトとは別のURLで制作する必要があるため、更新などの運用を別々に行わなければならないのに対し、レスポンシブはPCサイトに機能を付与するため運用は1つのURLで行うことが可能です。SEO対策やSNSへのシェアにも有効なためホームページ制作の主流になってきています。
6.構成を決める。
ホームページ制作の構成をサイトマップと言います。
サイトマップは、どういったページを制作するのか、ページとページをどのように繋ぐのかを決定します。例えば会社概要、商品説明、IR情報、ニュースリリース、採用情報等、自社のホームページに必要と思う項目を全て抽出しましょう。
出てきた項目から必要なもの不要なものを決めるとともに、どの項目とどの項目を繋げるか、どういった順番にするのかを決めるとよいでしょう。
7.ホームページの設計・ビジュアルイメージを作る。
ホームページにおける各ページの具体的な設計・ビジュアルイメージをワイヤーフレームと言います。
どの場所に、何を表示するのか、表示するコンテンツの大きさはどのくらいなのか等を決めていきます。リンクやSNSシェアボタン等の配置も決めます。
ここで重要なのは、アピールしたい点をペルソナの視点で考えてコンテンツを配置することです。
この点に注意しておかないと、どうしても自分たちがアピールしたいことを全面に打ち出しすぎてしまい、設定したペルソナの求めているコンテンツが網羅されていないホームページ制作になってしまいがちです。
冒頭で設定した目的・目標を達成するためにもホームページを見る側、ペルソナの気持ちになって制作するホームページを心がけましょう。
本当に基礎中の基礎となる内容なのでベテランのweb担当者には参考にならなかったかもしれませんが、
ホームページ制作においてはとても重要な項目ばかりなので、再確認の意味でも参照いただけると幸いです。
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